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参議院本会議 食育基本法成立 [国会活動]

本日の参議院本会議で食育基本法が賛成多数を持って可決成立した。民主党、社民党は反対。国民が健康な生活をおくり、豊かな人間性をはぐくむための食育を推進することを目的とした本法律案に反対する意味があるのか。このような法律を与党主導で作られるということに反対をしているだけでは?

近年我が国の食をめぐる環境は大きく変化してきている。食品の異物混入やBSE、あるいは偽装表示など相次ぐ事故や不正により食に対する信頼が揺らいでいる一方、大切な日本文化の一つである食文化が崩壊の危機に瀕している。戦後の食糧難の時代を乗り越え、飽食の時代を迎えた今日、食品スーパーやコンビニでは様々な調理済み食品が販売され、一人暮らしや、忙しい主婦にとっては大変便利な世の中になった。しかしその一方で我が国が大切にしてきた食習慣が失われてしまったのではないだろうか。

特に食に感謝する気持ち。「いただきます」には食材とされた魚や、鳥、牛や豚の命をいただくという意味も含まれている。
米や野菜などの植物も同様、命を頂いて、我々が生きているということに思いを巡らせ、そのことに感謝することの現れである。お茶碗のご飯粒を一粒も残さないようにという躾は、カロリー摂取の効率、経済性などからはたいした意味を持たないことだが、そこにはお米を作ってくれた農家の人たちに対する感謝の気持ちがある。そして食事を作ってくれた母親に対する感謝、さらに食材を買うために日々働いている父親にたいする感謝である。
食品工場で調理された料理にはこうした感謝の気持ちは沸いてこない。外食、中食を否定するものではないが、基本は日々の手をかけた食事と、家族の心の通じ合う食卓ではないだろうか。

食習慣の乱れが家族の価値を軽んずることとなり、家族崩壊、少子化、あるいは青少年の非行化などにもつながるものと危惧する。

このたびの食育基本法は「国民の心身の健康増進、豊かな人間形成、食に関する感謝の念と理解、食育推進運動の展開、子どもの食育における保護者、教育関係者などの役割、食に関する体験活動と食育推進活動の実践、伝統的な食文化、環境と調和した生産者などへの配慮及び農山漁村の活性化と食料自給率の向上への貢献、食品の安全性の確保等における食育の役割を内容とする基本理念を定める」(法案要旨より)大変重要な意味をもつ法案である。

民主党には「箸のあげおろしまで政治が介入するのか」などと屁理屈をこねるのは止めて、しっかりと食と向かい合ってほしい。

自民党 Newsなコトバ


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