靖国神社参拝 [意見]
本日、靖国神社に参拝をしてきました。「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーとして春秋の例大祭、8月15日にお参りをしているものです。近代日本建国の歴史を通じ国のために命を落とされた方々の御霊に深甚より哀悼の誠をささげ、我が国の平和と発展をお祈りしてまいりました。
報道にあるとおり、小泉総理は昨日17日に参拝されました。私は総理の参拝を支持します。「私人として」とか参拝方法について意見はありますが、秋の例大祭の初日に総理が参拝されたことは意義深いものと考えます。
私は総理の靖国参拝について私人も公人もないと考えます。日用品を買いにコンビニに立ち寄っているわけではないのだから、あえて私人としてとか私的参拝と定義づける必要はない。「総理大臣小泉純一郎が参拝をする」という事だけを考えるべきです。
靖国神社には大戦のいわゆるA級戦犯だけではなく、維新以来の戦争殉難者をお祀りしており吉田松陰先生など郷里山口の先達も含まれています。近代日本の歴史を通じて起こった数々の戦争で戦死した人々を広く対象としているのであり、そこにA級戦犯とされる方々も含まれているということです。東京裁判の正当性を議論するまでもなく、A級戦犯とされる方々は国内法上犯罪者とは認められていません。祀られている他の人々と区別される理由がないわけです。A級戦犯分祀論が語られていますが、これは宗教上の問題であり、政治が介入すべきものではありません。神道の教学上も、祭神を分離するという意味での分祀はないと聞いています。
中国や韓国の立場では、当時の日本の戦争指導者に対しては厳しい思いがあることを我々は理解せねばなりませんが、小泉総理も、我々も、靖国神社を参拝するときに戦争を美化したり、あるいは軍国主義に戻ることを望んでいるわけではないし、平和を希求し、近隣との友好関係を強化してゆく思いに変わりはありません。大戦以降我が国が一度も他国と戦火を交えていないことを見ても、我が国が誰よりも平和を愛していることは容易に理解できると思います。
この度の総理参拝により我が国の中・韓との関係もギクシャクしていますが、参拝の本意を理解してもらうよう、何度でもきちんと説明を尽くさねばなりません。中国、韓国もこの問題を国内で政治利用することなく未来志向の関係を目指すべきです。
> この度の総理参拝により我が国の中・韓との関係もギクシャクしていますが、
> 参拝の本意を理解してもらうよう、何度でもきちんと説明を尽くさねばなりません。
日本語は難しいのですが、この文章には主語がありませんね。
あなたが率先してやるべきではないでしょうか？ 国民の代表者である国会議員なのですから。公人として中国訪問が難しいなら"私人"としていらっしゃればよろしいのではないですか。
by ちゅるる (2005-10-19 16:35)
＞私は総理の靖国参拝について私人も公人もないと考えます。
総理という公務にある以上は24時間365日私人はあり得ません。
したがって首相の行為は政教分離の憲法違反であるともいます。
また、私人と強弁する議員さんもおられるようですが、公用車を使い、あれだけの警護のものを引き連れて「私人」とはこれまたあり得ません。徒歩、自転車、タクシー、自家用車なりで、一人であるいは身内、友人と訪れたのならそれは「私人」と言えるでしょうが。
＞祀られている他の人々と区別される理由がないわけです。
理由はあります。
戦争を起こし遂行した責任者と、招集されて死んでいった一般国民とが同列であるはずがありません。そうは思いませんか。しかも、一般国民は嘘の大本営発表を信じこまされ、異議をはさむと危険思想と弾圧されている。
実際、A級戦犯が合祀されているからこそ中国も問題視しているわけで、先日TBS系のみのもんた氏の朝の番組で20年以上在日という中国人の方がそれ以前靖国は問題視してなかったという趣旨の発言をされていました。
＞平和を希求し
と言いながら、その言葉とは裏腹に実際にやっている行為は軍国化にむかいつつある。
憲法9条改変の動き、インド洋で外国の軍艦に油を供給（すなわち武力行使に等しい行為）…。
by 寒北斗 (2005-10-20 04:50)
難しい問題ですねぇ。
小泉首相は首相になる前から、いや議員になる前から靖国参拝を続けていらしたとのこと。
これが本当なら私的に行っていると言えるのではないでしょうか。
首相自身も警護がなくとも行くでしょうが、それが許されない立場なのでしょうね。
戦犯。これも判断が難しい。連合国からみた戦犯ではあっても日本国内でも戦犯なのでしょうか？キチンとした評価がされていないことが問題ではないかと思います。
政府も戦犯として扱われている人たちの再評価を行うべきだと考えます。そうしなければいつまで経っても連合国から見た戦犯が日本人からみた戦犯になってしまいます。
私は、A,B級戦犯の中でも戦争を回避しようと努力していた人（例えば東郷茂徳ら）もいたと思っています。
逆にA級戦犯から外された人でも稀代の大悪党と呼ばれる人もいるわけですし。誰とは申しませんが。
ただ、最近の小泉首相のこの件に関する言動には納得いかないものがあります。
あまりに言葉遊びに過ぎて物事の本旨を見えなくしているように感じます。残念でなりません。
歴史の再評価と国立戦没者墓苑（記念公園）の早期実現を願っています。
by 南雲しのぶ (2005-10-21 21:43)
どの人にも「ゼッタイ譲れない行為」というのはあります。小泉さんにとって靖国参拝がそれであり、中国・韓国の一部の人にとってはそれに反対することがそうなのでしょう。お互い違う論理を持ち出して自己の正当性を主張しているので議論そのものが成り立っていませんね。
by しょちょう (2005-10-28 23:31)
私は１９歳です。
３０日に、初めて靖国神社に行ってきました。参拝はしなかったのですが、遊就館の中を見学してきました。なぜ見学してきたのかというと、学校の宿題で、小泉首相が靖国神社参拝することに対しての感想や、中韓反対についてなどを書かなければならなかったためと、ニュースでも騒がれているということ、そして何より、ニュースで騒がれているのにも関わらず、私自身何も知らないので、これではいけないと思い見学してきました。
戦争を知らない私は、祖母に聞いたり、テレビドラマで戦争を観るでけだったため、見学するまでは、戦争など私には関係ないと思っていました。しかし、当時のものを見たり、祀られている神々の写真を見ると、言葉を失いました。
しかし、展示されているものはまだ一部分だったり、展示されてなかったりとまだ分からないことばかりです。
Ａ級戦犯とはなんですか？なぜ、中国や韓国は反対するのですか？
私くらいの年齢のものには、もっと分かりやすく、真実を教えてほしいです。言葉を美化しすぎで理解できません。
by 公家 (2005-10-31 23:13)